顧問弁護士は味方か

顧問弁護士とは、個人や企業さらに団体などと契約した顧問先で起こった法律問題に関して契約した期間中は、持続的に相談に応じる弁護士のことを言います。司法試験という難関を突破して弁護士になられたわけですから、法律に関する問題は全て解決してくれるのです。

顧客から依頼を受けて顧問契約をしているとはいえ、全ての物事に対し味方になれるわけではありません。敵ではないということは言えます。顧問弁護士に依頼される場合は、紛争予防を目的として行うことが肝心で、問題が起きそうなことに関し、事前に法的対策をとることによって、将来の問題を解決することができるのです。もし、問題が発生した場合は、法律の範囲内で最大限の努力をし、損害も最小限になるよう努力してくれます。このように、法律に沿った形で対応処理しますから、雇主にとっては不十分かも知れません。弁護士は、法律に抵触する事実を無視して業務を遂行すれば、弁護士法(57条1項)で懲戒処分の対象になってしまうのです。最も軽い処分は、戒告(弁護士に反省を求め、戒める処分)で、2年以内の業務停止、所属弁護士会の退会命令となり最悪は、除名処分となり弁護士資格を剥奪されてしまいます。

敵か味方かと問われれば、その判断は非常に難しいものがあるのが実情です。顧問弁護士だからといって、法律や道徳を無視することができませんから、雇主のあらゆる利益を最大限守りながら法律に抵触しないように業務を遂行することになります。